以前の包茎治療とは?
日本では1980年代頃から、泌尿器科や形成外科で包茎治療が実施されるようになりました。
この当時はメスを使用した外科的な処置が基本で、陰茎に約1センチメートルの傷をつけてから、亀頭の皮を取り除く方法になります。
陰茎にはたくさんの神経があるので、必ず麻酔をして対処がなされたものです。
さらに傷口を縫合しないといけないので、約4日間の入院が必要でした。
入院中は抗生剤の点滴をおこない、1日2回は消毒も実施していたものです。
1週間後には抜糸をおこない、定期的な通院をして治療が完了です。
包茎治療は病気を治すものではないものの、デリケートな患部を手術するものなのでしっかりと経過観察をなされていました。
患者にとっては長年悩んでいたコンプレックスを解消できる治療でしたが、入院・通院の負担が大きかったため、1990年代まではさほど多くの方が受けられた処置ではなかったのが包茎手術になっていました。
現在主流の包茎治療について
1990年代後半から、包茎治療は目覚ましい進化を遂げました。
これはアメリカ製の医療用レーザー装置が厚労省から認可を得たことに起因をしており、入院をせずに日帰りで対応できるようになります。
この治療では陰茎全体にレーザー光線をあてて、皮膚をめくるという手技です。
以前であればメスで傷をつけてからめくっていましたが、その必要がなくなり患者にとっては非常に楽になったことでしょう。
画期的な手技は学会でも注目され、一気に医療機関で普及をしました。
さらに以前のような入院措置が不要になって医療費も大幅に減少して、たくさんの男性が受けられる環境もととのったわけです。
2020年時点で約400万人もの男性が包茎治療を受けており、大半の方がピーリング施術という方法を選択されています。
手軽で日帰りで対処できるので、今後もさらに大勢の方がこの治療を受けることでしょう。
男性のコンプレックスを取り除ける方法です。
まとめ
陰茎が皮で覆われていると、雑菌が繁殖したり強い臭いを発することもあります。
包茎は見た目だけでなく疾病を引き起こす原因にもなるので、なるべく早い段階で治療を受けるのが望ましいでしょう。
今では医療用レーザーを駆使した簡単な方法で治せるので、積極的に処置をするのが望ましいです。
医療機関はもちろんのこと、美容外科やメンズクリニックでも随時対応をなさっているので、これらの施設を頼るとすぐに手術を受けられます。